2014年5月20日火曜日

"The Railway Man" 『レイルウェイ 運命の旅路』

コリン・ファースの主演作。日本とほぼ同時公開の、イギリス映画です。

第二次大戦中、タイ(だっけ?)で日本軍の捕虜になり、強制的に鉄道建設で働かされたイギリス軍兵士の回想録を映画化したものです。

年末公開予定の『Unbroken』とダブります。こちらは元オリンピック・ランナーだったアメリカ兵が、日本で捕虜になり、それはもう筆舌に堪えない拷問を受ける実話をアンジェリーナ・ジョリーが映画化した作品で、すでにアカデミー賞候補の呼び声が高いです。脚本はコーエン兄弟。題材が題材なだけに、配給会社は日本で公開するかどうか迷っていると聞きましたが、結論は出たのかな。
"Unbroken"

こちらは日本で公開したんですね。勇気ありますね。真田さんが出ているからかな? 日本での評価はいかがですか?

劇場内は、いつも通り、年配の人ばかり。というか、当時もしかして闘ってた?みたいな方々が多かったです。結末がどうなるのか、ハラハラしながら観ていましたが、良かったです。ホッとしました。

謝罪って、reciprocalじゃないと、なりたたないよね……。謝る側、許す側、どっちもいないと。行為だけじゃなくてね、心でね。

日本がらみの映画は真田さんか渡辺さん、どっちかが出ている感がある今日この頃ですが、真田広之は、テレビのSci-Fiチャンネルの医療SFゾンビドラマ『Helix』で、すごい悪役で出ていました。シーズンフィナーレで、実はいいやつだったことが分かりますが、このいいヤツって分かったあたりの、なんというか、萌え度がハンパなかったです。ふつうは悪役で魅力を出すものなのに、いいヤツ役で魅力を出すなんて、変わってます。だから真田さんはもっといいヤツ役をやったらいいと思います。(逆に言うと悪役に色気がない……(^_^;))

この映画が公開された頃、私は翻訳の仕事でケツに火がついていました。コリンが渡米して、いろいろプロモーション活動していたのに、ちっとも観れませんでした。一部は録画しておいて後で観ましたが、なんかこの作品の後は、すごいアクション映画に出たり(それですごく痩せていた)、パディントンベアの声をあてたり、その作品でもまたニコール・キッドマンと共演したりしているみたいですね。







"GODZILLA" 『GODZILLA』

"Let them fight!"
ええと、邦題も『GODZILLA』なのかな、今回。

『ブレーキング・バッド』のミスター・ホワイトや渡辺謙、それから声で分かったデヴィッド・ストラザーン(この人の声は独特ですよね。滑舌が良いし、実在のニュース・アンカーマンをやったのもうなずけます)が出ているのは知っていましたが、ミスター・ホワイトの奥さん役で、ジュリエット・ビノシュが出ていてビックリです。しかもすぐ死んじゃうし。この死ぬところとか、ゴジラじゃない方の怪物、"MUTO"のデザインとか、きっとスタッフは『エヴァンゲリオン』に洗脳されていますね……。"MUTO"って誰かが言う度に、私は『踊るマハラジャ』と心の中でつけ足していました。

ゴジラは最後の20分ぐらいに出て来ます。それまではなんとか頑張っていたのですが、ゴジラの脚(ムチムチして可愛い)が画面に現れた途端、安心して寝てしまいました。この最後の格闘シーンが素晴らしいらしいのに、そこで寝ました。もし、この映画を見に行って眠気を覚えたら、がまんしないで寝てください。そして最後の20分はバッチリ目を覚ましていると良いでしょう。大丈夫、それまでは寝ていても。起きていてもどうせストーリーなんて支離滅裂ですから。

最初はフィリピンかどこかの採掘現場ではじまり、次に日本の聞いたことのない土地に行き(オリジナルリスペクトなんて口ばっかりなのがバレバレ)、それから最後はサンフランシスコをゴジラと踊るマハラジャ(カップル)がぶっ壊します。チャイナタウンとか出しまくるくせ(中国と日本は相変わらず「アジア」でひとくくり。それともジャパン・タウンじゃなくチャイナ・タウンを怪物にふんずけさせたのは何か政治的に物騒なメッセージでもあるのかい)に、エキストラなどの人種構成は中国系が極端に少ないです。サンフランシスコは今じゃ1/3ぐらいの存在感あるのに。確か市長もチャイニーズ系じゃなかったかな。ハッと居眠りから醒めたら、ゴジラは"MUTO"に臭い息攻撃していました。あれは利くね。

ちなみにサンフランシスコなのは訳があるんだよね。2011年のフクシマ大地震の後、昨年あたりから漂流物がどんどんこの辺りにやって来て、民間人が個人的に放射能を測定して大騒ぎしたりしてるんですよね……。それなのに未だに毒をもって毒を制する作戦なんて、今どき軍人だって考えないだろー。

日本語クラスの生徒、Kai君(アメリカ人、11才)にゴジラ見に行かないのーって聞いたら、「ゴジラがデブだって聞いたから行かない」と言っていました。