2015年12月31日木曜日

"Carol"『キャロル』

やっと観れました、『キャロル』。主人公の設定(1950年代の東海岸のデパートで売り子さんをしている)が似通っていて、間違えて『ブルックリン』を観に行っちゃった(アホ)のは数週間前のことです。サンタクルーズでは、本作はクリスマス・デーの公開でありましたとさ。

原作は、『太陽がいっぱい』のパトリシア・ハイスミス。『太陽〜』のトム・リプリーが中年になって登場する『アメリカの友人』がすごい好きで、ブルーノ・ガンツに一時はまっていましたよ、そういえば。どうでもいいけど(^_^;)。 ハイスミスが別名義で書いた小説を、『エデンより彼方に』(ああ、ありました! そんな映画)のトッド・ヘインズが映画化しました。

2015年12月24日木曜日

"Danish Girl"『リリーのすべて』

1920年代のコペンハーゲンで、ある日「自分は男性の体に閉じこめられた女性である」と自覚した、実在の人のお話です。『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞を受賞したエディ・レッドメインが、その人物、アイナー(リリー)を演じ、『英国王のスピーチ』のトム・フーパーが監督しています。

愛する妻のゲルダとデンマークのコペンハーゲンに暮らすアイナーは、風景画家としてそこそこの評価を受けていた。ゲルダも肖像画を描く画家だが、鳴かず飛ばずだ。だが、遊び心で夫に女装させて描いた肖像画が画壇の眼鏡にかない、パリに招かれるまでになる。一方それがきっかけで、アイナーは自分が本当になりたいのは女性だったことを悟る。

2015年12月10日木曜日

“Spotlight”『スポットライト 世紀のスクープ』


「スポットライト 世紀のスクープ
カトリック教会の大罪」竹書房刊
<スポットライト>チームによる
原作ルポルタージュ!
電気羊 訳
 すでに始まった映画賞レースを賑わして話題の映画、『スポットライト』を観てきました。

2002年、ボストンのカトリック教会で長年隠蔽されてきた司祭による頻繁な子どもへの性的虐待をとうとう大々的に取りあげたボストン・グローブ紙の記者チームを主役にすえた、硬派な映画だというので、覚悟はしましたが、やっぱり英語の聞き取りが大変でした(^_^;)。しかも会話が多いんだー。でも、ハリウッド映画にありがちな、マシンガントークでがんがん話すキャラクターはいませんでした。みんな、まじめで誠実に話す人たちばかり。軽口のセリフはほとんどなく、ジャーナリストらしく、そして映画の題材に似つかわしく、内容の重さにかかわらず、とてもmatter-of-factoryなやりとりが交わされていきます。

2015年12月6日日曜日

“Brooklyn”『ブルックリン』

『ブルックリン』という映画を観てきました。

本当は、ケイト・ブランシェットの話題作、”Carol” 『キャロル』を観に来たのです。でも、映画館のもぎり嬢が「そんな映画はやってないわよ」というのです。スケジュール表を見ると、“Brooklyn”とあります。ああそうそう、そんなタイトルだったかも、と、一抹の不安を覚えつつも、とりあえず切符代を払ってScreen 6番の部屋へ。映画が始まり、若い女性が石造りの家の扉を開けて、出て来ます。あれ、ルーニー・マーラーの顔と違うな、と一瞬思った後、顔の主に思い当たりました。シアーシャ・ローナンです。あ、これケイト・ブランシェットの映画じゃないや。間違えちゃった。そういえば、シアーシャ・ローナンの主演映画のスチール、今朝観たわ。いや、いいんだけど、シアーシャかなり好きだから(『つぐない』も『ラブリーボーン』も『ハンナ』も『グランド・ブタベスト・ホテル』も好き)、観ようと思ってたし。でも、彼女が出てるって以外、まったくどんな映画が知らないし、『キャロル』を観るつもりだった気持ちをリセットしないといけないだけさ。

2015年11月7日土曜日

"The Peanuts Movie"『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』

劇場ロビーの立体看板
 今日から公開、スヌーピーの長編CGアニメ映画! 何を隠そう、私のコレクター魂に最初に火をつけたのがスヌーピーで、もちろん「月刊スヌーピー」も買ってたし、映画館で最初に観た字幕つきの映画が『スヌーピーの大冒険』なら(満席で、階段に腰かけた父親の膝に座って観た)、はじめて買ったサントラも、シャーマン兄弟が音楽を手がけた同映画でした。アメリカに来てからは、シュルツの町サンタロサ詣でだってしたとも! 下手なCG映画になってたら許さないぞ! 

2015年11月2日月曜日

"Steve Jobs"『スティーブ・ジョブス』

スティーブ・ジョブスの最新(^_^;)伝記映画。今回はマイケル・ファスビンダーがジョブスに扮します。映像化に活字化にコミック化にと、モテモテのジョブス物の、これが決定打となり打ち止めになるでしょうか? 

それにしても、よほどネタとしておいしいのしょうか、ジョブス。偉業と人間性のギャップ、それから逆転サヨナラホームランな人生が、そそられるのかしらね。

ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキン脚本、『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督(意外な取り合わせ)の本作は、舞台を1984年のマッキントッシュ発表会、NEXTの発表会、iMacの発表会の3つに絞って、開幕前の舞台裏のごたごたという形に集約し、準備に追われるジョブスを、縁のある人々が次々に訪ね、ジョブスvs○○の会話劇が、息つく間もなく、めまぐるしく展開していきます。

2015年10月30日金曜日

"Crimson Peak" 『クリムゾン・ピーク』


10月のこの時期は、ハロウィーンに合わせてホラー映画がたくさん公開されます。というわけで、サンタ出戻り記念3本目(これで終わり)はギレルモ・デル・トロ監督のゴシックロマン・ホラー、”Crimson Peak”『クリムゾン・ピーク』。Cinema 9にて鑑賞。『オデッセイ』で書いた新しい椅子は、同じ列の人が座席の足乗せ台を持ち上げているのを見て、初めてその機能に気づいたのですが、いやあ楽ちん、楽ちん。これなら椅子を楽しみに映画を見に来ようという気にもなるというもの。

予告編で、富士の樹海を舞台にしたホラー映画の予告編をやっていました。アメリカ人の女の子が、自殺をするために富士の樹海に入った双子のかたわれを探しに行くという内容で、タイトルは"The Forest"。来年1月公開予定です。それから、"The Revenant"というディカプリオの新作の音楽が、坂本龍一でした。
           
さて、映画ですが、「私が最初に幽霊を見たのは、母がなくなった時…」というエディス(ミア・ワシコウスカ)のアップで幕が開き、続いての回想シーンでは、幼い頃、黒死病でなくなった母親が埋葬された夜、母親の亡霊がエディスの寝室に現れ、「成長したら、クリムゾン・ピークに気をつけろ」と、謎の警告をささやきます。

“Pan” 『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』

サンタ出戻り記念2本目は、 『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』です。
『プライドと偏見』のジョー・ライト監督が、おとぎ話「ピーターパン」の前日譚をスクリーンに描き出した作品。

新居から最寄りの映画館へは、キャピトラという町のモールそばにあり、歩いて30分。小さなスクリーンが8つ集まったシネマコンプレックスは改装工事中も営業していて、マチネー代は6ドルと安かったものの、炎天下を歩いて喉が渇いたのでコーラを買ったら、4.5ドルしました。ひでぇぼったくり。座席数はせいぜい50程度ながら、やっぱりここも、シネマ9と同じカウチ椅子になっていて、ゆったり座って鑑賞できました。『スター・ウォーズ』や『スヌーピー』の予告編が流れましたが、『スヌーピー』はかわいくて、ウェルメイドそうです。隣のおばあさんが気に入ったようで、公開日をメモっていました。

2015年10月29日木曜日

“The Martian” 『オデッセイ』

リドリー・スコット監督、マット・デイモン主演のSF映画で、2015年10月現在アメリカで大ヒット上映中。

という程度の予備知識だけで、「サンタ出戻り記念」(戻って来ました)として観に行きました。小屋はおなじみダウンタウンのシネマ9。マチネーの3D映画に対し、値段は12.5ドルで、窓口でパネルを見ながら座席を指定する仕組みになっていました。おお、とうとうサンタにも文明の波が!

2015年5月13日水曜日

"Whiplash"『セッション』

『セッション』、燃える映画だった。

どこから話そうか。

愛するJ・K・シモンズから行こうか。

今(五月上旬)、ツイッター上にアメリカから、TV番組のキャンセル/続行の速報がばんばん入って来る。そういう季節なのだ。愛着のある番組が、次のシーズンも存続するのか、切られるのか、運命の分かれ道がやって来る。どんなに自分が高い評価を与えても、世間様がそう思ってくれないと、容赦なくキャンセルされる。引導を渡される。そうなると、愛するキャラクターたちのその後を知る術は、永遠になくなってしまう。


2015年1月17日土曜日

"Medal Winners Open" 「メダルウィナーズオープン」(フィギュアスケートの試合観戦レポート)



映画じゃないんですが、

2015年1月16日、代々木競技場第一体育館で行われたフィギュアスケートのショーというか競技会(?)の、「メダルウィナーズオープン」を見にいきました。スケートを見にいくの、初めてです。どんな感じでしょうね、どきどき。

会場を入ってすぐにグッズ販売のブースがあり、ブース同士がくっついているため人でごった返していて商品の品定めもままならない状態。プログラムは売っていませんでした。また、選手それぞれの箱が並んでいて、プレゼントやファンレターをそこへ入れるようになっていました。なるほど。


2015年1月15日木曜日

"How to Train Your Dragon 2"『ヒックとドラゴン2』

※2014年の春に書きました。祝GG賞受賞ということで、遅まきながらアップ。

ドリームワークスのCGアニメーション、『ヒックとドラゴン』の続編です。

<続編>と聞くと、たいていはオリジナルより格段に落ちるか、オリジナルの80%ぐらいの満足が得られれば、御の字、と映画ファンは思うのではないでしょうか。

この作品に関しては、公開前から、CGアニメーション業界人たちの間で素晴らしいとの前評判が聞こえて来ましたし、全米公開に先立って上映されたカンヌ映画祭でも、たいへんな好評だったというヘッドラインが目を引きました。それでも、まあ続編だから、スケールアップして見せ場なんかもより派手になっているのだろう、程度の期待で、観にいきました。

たまにですが、あるのね。1作目の精神を裏切ることなく、なおかつ1作目に勝るとも劣らない興奮と感動を与えてくれるような続編が——。

2015年1月12日月曜日

「東欧アニメをめぐる旅」展

神奈川県立近代美術館 葉山の「東欧アニメをめぐる旅」展に行ってきました。

チラシやHP を見ても、展示内容を詳しく紹介していないので、作品上映が中心で、あとはセル画などがいくつか展示してあるぐらいなのかな、と思ったら、ナント、スージー・テンプルトン監督の人形アニメで、アカデミー賞短編アニメーション部門受賞作『ピーターと狼』のピーターと狼とアヒルさんの人形が、ケースに入って展示されていて、ビックリしました。手にとって、ちょっとでいいから手足を動かしてみたかったです。せめて写真を取りたかったけれど、撮影禁止でした。さらに、振り返ると、部屋の反対側には、信じられないことに、トルンカの、「バヤヤ」と「チェコの四季」の人形が、無造作に立っているではありませんか! ちょっと遠かったけど、来て良かった……。

「東欧アニメをめぐる旅」
(http://www.moma.pref.kanagawa.jp/en/public/HallTop.do?hl=h)